【単価アップにつながる?】得をする「仕事の報告」の仕方

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今回は、得をする「仕事の報告」の仕方について書きます。

僕が動画編集をする時に気を付けていることの1つに、「報告を工夫する」という点があります。

これをしておくと、クライアントやディレクターも安心できますし、「この人はちゃんとやってくれる」という評価にも繋がりやすいです。

その結果、単価アップの交渉にも役立ちます。

目次

言われたことをやってるだけじゃ、まずい

これは仕事全般に言えることですが、

指示されたことをやっているだけの人は、替えが利きます。
他の人に頼んでも成り立つ仕事なら、仕事を切られるリスクは高くなりますよね。

それに、相手から感謝されることが少ないと、仕事自体もつまらなくなってしまうと思います。

「自分が工夫した部分」の報告

おそらく、まじめに編集している人であれば、

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「ここはひと手間かけて、+αの編集をしておこう。」

と工夫することもあると思います。
(全然無い場合はちょっとまずいと思います😅)

例えばYouTubeでの解説系の動画なら、
ポイントになる部分に効果をつけたり、図形を挿入して、視聴者が理解しやすくするとか。

こういう工夫をした点は、納品時にアピールした方がいいと思っています。

日本人は謙虚な人が多いので、世界的に見るとアピールが下手なようです。

もちろん、大したことのないものを大げさに「こんなに頑張ったよ!」と主張するのは良くありません。

しかし、自分なりに悩みながら相手のためを思って加えた仕事は、アピールして正当に評価された方が得です。

悪いことでもなんでもないですし、相手も喜ぶ場合が多いと思います。
特に、相手に動画編集の知識が無い場合は、言って初めて伝わることもあるはずです。

具体例

たとえば、こんなことです。

「動画内の話の内容を「まとめ」という形で画面内に表示した方が、視聴者も理解しやすいし、その結果動画の評価が上がってクライアントのためになるだろう。」

こう考えて実際に編集した場合は、そのことをちゃんと発注者に伝えます。

「このようなテロップを入れた方が視聴者が理解しやすいと思って加えてみたのですが、どうでしょうか?不要であれば削除しますので、ご確認の程宜しくお願い致します。」

こういう感じで伝えます。
もしかしたら相手にとっては不要かもしれませんからね。笑

不要だったとしても、
「この人は自分で考えて工夫をしてくれる編集者だ」と評価してもらえるでしょう。

 

他にはこんな感じです。

「●:●あたりからのシーンで、ノイズが入っていたので、ノイズ除去を適用させました。」

「ご自宅のシーンで個人情報が映り込んでいたため、ぼかしを効かせて隠しましたが、このくらいで大丈夫でしょうか?」

「オフショットの一部をあえてカットせず、残しています。こちらのほうが視聴者も楽しめて良いと思ったのですが、不要であれば削除します。」

こういう報告も良いと思います!

注意点

発注者からすると、「勝手にアレンジを加えないでほしい」という場合も多いです。

もし、今まで続けてきたデザインに変更を加える場合などは、事前に確認するのが良いと思います。

(僕は勝手に変更して失敗した経験があります。笑)

気になった部分の報告

編集中に迷った点や、疑問に思った点も出てくることがあると思います。

「この部分、演者が何て言ってるか聞き取れなかったけど、このテロップで合ってるかな?」

「この部分、言い間違いをしているんじゃないかな?」

こんな風に悩んだ部分は、編集作業中にメモ帳アプリなどにメモしておき、納品する時にまとめて伝えます。
納品前に伝えた方がいいケースもありますが。

そうすると相手も動画のチェックがしやすくなりますし、「色々考えながら仕事してくれているんだな」という良い印象にも繋がります。

気持ちが入っているかどうか

色々と書きましたが、結局は、

「あなたとの仕事に、気持ちを込めていますよ。」
「色々考えながら動画を良くしようとしていますよ。」

という姿勢を伝えるのが大切です。

もちろん相手との関係性にもよりますけどね。笑

「単価も安いしディレクターやクライアントの対応が悪い」という場合は、僕はあまり気持ちを込めて編集しませんでした。
最低限の合格ラインだけ目指しました。
(素材の提供がいつも約束の日を過ぎるとか、入金が遅れているのに謝らないとか、そういう方々の場合です。)

その後、そういった案件は丁重にお断りして離れていきました。

あざとい考え方

ここからは、賛否が分かれるかもしれません。

僕は「相手に喜んでもらう」ことも重視していますが、同時に「稼ぎたい」とも思っています。

なので、「お金や人脈を持っていそうな人」の仕事は普段より頑張ります。笑

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人によって差をつけるなんて…どうなの?

真面目な方にはこう思われるかもしれませんね。

でも、差をつけるのは別に悪くないと思っています。
決して、その他の仕事を雑にこなすわけではありませんから。

求められている仕事はしっかりやった上で、「お金や人脈を持っていそうな人」の仕事にはもっと力を入れる、という感じです。

「『お金や人脈を持っている人』ってどうやって見分けるの?」という質問もありそうですが、それについてはまた別の記事を書こうと思います。

紹介がいただけたケース

僕は実際に、「この社長さんは人脈が広そうだし人柄も良いな」と思う人や「このクリエイターさんは仕事を紹介してくれそうだな」という人が相手の時は、必要以上の仕事をしてきました。

その結果、その人たちからは紹介の仕事が生まれ続けていて、僕の収入の大半を占めています。

単価アップの交渉

単価アップの交渉は、基本的には以下のステップで進めるのが良いと思います。

  1. 求められている以上の価値を提供する
  2. 「この人に仕事をしてもらうと本当に助かる」と思われる関係にする
  3. 替えが利かない存在になる
  4. 単価アップの交渉をする

とにかく、自分の利益は後です。

そんなに価値を生んでもいないのに単価アップの交渉をしたら、失礼になると思います。

まずは相手に価値を提供することが最優先です。
(「ギブの精神」なんて言ったりしますが。)

それから、丁寧な言い方で単価アップの交渉をします。

この交渉の仕方については、別の記事を書こうと思います。

普段の「仕事の報告」でしっかりと価値が伝わっていれば、相手も交渉を受け入れやすくなるでしょう。

まとめ

今回は、「仕事の報告の仕方」にフォーカスして書きました。

しかし、

  • そもそもちゃんと仕事をしていること
  • 相手が喜んでくれていること
  • 相手に利益が出ていること

この3つは前提として重要だと思います。

 

ちゃんと仕事をした上で、正当に評価してもらえる報告をしていきたいですね。

それでは。

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この記事を書いた人

4年半経験した営業職では月収106万円を達成。
その後、独学で動画編集・Web制作・DTPデザインを学び、独立。
デザインや営業について発信しています。

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