「会社員辞めたい」と思ってからやったことと、反省。

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今回は、僕が「会社員を辞めたい!」と思い立ってから実際にフリーランスになるまでの経緯や、学んだことをまとめています。

この記事を読んでいるあなたは、「会社員を辞めたい」と考えていますか?

それとも、「まだ辞めようとは思わないけど、辞められる準備はしておきたい」と考えていますか?

どちらにしても、「いつでも辞められる状態」にしておくのはとても良いことです。

なぜなら、会社に依存している状態ではなくなるので「いざとなったら辞めればいいや」と思うことができ、精神的に余裕が生まれます。
また、「今会社を辞めたら、自分は一人で稼ぐことができるのか?自分にはどれくらいの価値があるのか?」と真剣に考えることで、自分の市場価値を客観的に見て成長していくこともできます。

結果的に独立しなかったとしても、良い効果があるわけです。

僕自身は、最初に「会社員を辞めたい」と思ってから1年3ヵ月ほどで、独立しました。

現在は前職と比べて収入も上がり、家族との時間も増え、趣味の時間も確保できて、幸せに暮らしています。

僕の経験があなたのお役に立てれば幸いです。

目次

「会社員を辞めたい」と思ったきっかけ

会社員として働くうえで、嫌なことは沢山ありますよね。

「職場の人とうまくやっていけない」

「なんで決められた時間に働かなきゃいけないんだ?」

「こんな理不尽なクレーム付き合ってられるか!」

「給料が上がらない」

「プライベートの時間が全然無い」

「やりがいのある仕事をしたい」

「仕事をもっと正当に評価してほしい」

こういう気持ちが出てくることがあると思います。

僕自身の経験では、最初の就職先に4年半勤めましたが、ブラックな長時間労働で身も心も疲れ切っていました。
仕事のやりがいもありませんでした。

詳しい経緯はこちらの記事に詳しく書いてあるので、細かいところは省きます。↓

https://blog.d-o-c.work/2021/02/13/blog/

独立を決めた大きな理由としては、

  • 家族との時間が欲しい
  • 納得のいかない仕事をしたくない
  • 時間と場所にとらわれたくない
  • 仕事に振り回されたくない
  • できるだけ好きな分野で仕事がしたい

このあたりがありました。

以下、仕事を辞めて独立するまでの経緯を書きます。

具体的な経緯

まずはざっくりと経緯を書きます。

自由に働いている人を知った

「会社員を辞めたい」と思ってからネットで色々調べていると、フリーランスとして自由に働いている人たちを沢山見るようになりました。

それまで僕はYouTubeやTwitterは全然見ない人間だったので、「こんな生き方もあるのか」と衝撃を受けました。

同時に、「自分もこういう生き方をしよう」という目標ができました。

「時間が必要だ」と悟った

僕はもともとPCが好きだったのと、PCなら好きな場所で仕事ができると思い、PC関係のスキルをつけようと考えました。

当時はプログラミングをやろうかと考えており、独学で学んでいこうと考えましたが、
「会社でこんな長時間労働をしながら勉強していくなんて無理だ」と考えました。

睡眠すらろくに取れないような長時間労働だったので、これは無理だな、と悟りました。

転職した

「時間を作らないことにはスキルアップもクソも無い!」と考えた僕は、転職することにしました。

会社に勤務しながら転職先を探すのはかなり時間がかかると考え、すぐに退職の話を伝えました。

引継ぎだけ済ませてから、1ヵ月程度の有給休暇をもらい、その間に転職活動。

転職前の会社は給料が良かったので、一時的に収入が下がってしまうのは本当に怖かったです。家族も居ましたし。

転職先として考えていたのは、”スキルを身に付けることができて、早めに帰れる会社”でした。

当初考えていたのは、「プログラミングを仕事にして学ぼう。帰宅後にそれをレベルアップさせたり、発信して、自分で稼ぐ力をつけていこう。」という計画でした。

しかし、なかなか条件に合う会社が少ない。
悩んでいることを何気なく知り合いに相談したところ、知り合いから会社を紹介してもらうことができました。

その会社の社長さんは僕のことをもともと知っていて、数年前に会社を立ち上げた人でした。

そして「ホームページとかデザイン関係の仕事をやってくれるなら来て欲しい」と言っていただき、入社することになりました。
デザイン関係もすごく興味がある分野だったので、嬉しい話でした。

17:00に帰れる環境になり、帰宅後に勉強

転職後の会社は、「17:00には必ず全員帰る」という環境でした。
なかなかこんな会社は無いですよね…。笑
(転職前の会社は0時を過ぎることもしょっちゅうでした。)

早く帰宅することができる環境になったので、その間にWordPressを独学で学んでいったり、途中からは動画編集も練習するようになりました。

とはいえ、今考えると勉強量はかなり少なかったですね…。
その頃の自分に「もっと頑張れ」と言いたいです。笑

会社での仕事も、とても勉強になりました。
AdobeのIllustratorなどを使い、チラシ・名刺・ポスターのデザインを作っていったり、ホームページ制作を他業者と進めていったり…。
そこから実践的な勉強ができたのは大きかったです。

フリーランスや経営者を近くで見るようになった

転職先の会社は社員数が5名と、かなり小規模な会社でした。

そのため、社長から会社の経営について耳にすることもありました。

また、フリーランスのデザイナーの方が2名ほど出入りしており、ちょっと失礼な話ですが
「このくらいのレベルの仕事で生活できているなら、自分にもできそう」と思えました。

仕事に対しての責任感が全然無かったり、デザインがどう見てもダサいと思えてしまうレベルの人たちだったので…。

「僕のデザインが素晴らしい」なんて全く思っていませんが、こういうことがきっかけで自信が持てるようになりましたね。笑

転職から1年後、独立

転職から1年経った頃、独立をしました。2021年の1月です。

本当は、もっと準備をしてから独立するつもりでした。

しかし、「会社の方針に合わない」という人が増えていき、次々と退職していき、
僕も色々と思う所があったため、退職することにしました。

その時はまだ仕事の当ても無く、僕は給料以外で1円も稼いだことがありませんでした。
副業もしたことが無かったんです。

こんな状況でよく辞めたな、と思います。笑

仕事を探していった

「とにかく仕事を作らないと生活できない。やばい。」

そう思い、知り合いに「独立することになりました」と連絡したり、SNSに投稿したり、ネットで仕事に応募したり…。とにかくなんでも試してみました。

具体的な内容については以下の記事で紹介しています。

https://blog.d-o-c.work/2021/02/01/dokugaku/

そうして少しずつお仕事が増えていき、独立から3か月後には仕事が増えすぎてお断りするものも出てきたほどです。

僕の反省

そんなこんなで、なんとか家族を養うことができましたが、今思えば反省ばかりです。

僕の反省点はこちらです。

  1. 貯金をしていなかった
  2. 自分でお金を稼いだ経験が無かった
  3. 独立後に必要になる、お金関係の知識をつけていなかった

このあたりですね。

ただ、辞める時期が自分が思っていたより早まってしまったので、仕方なかったとも思っています😅

①貯金をしていなかった

これは日頃の習慣も良くなかったのですが、しっかりと貯金をしていませんでした。

どのくらい貯金が必要かというと諸説ありますが、

3か月分の生活費

を貯める必要があります。

なぜかというと、

  • 最初は仕事が思うように得られない
  • 仕事をする環境づくりにお金が必要になる場合もある
  • 仕事をせず失業保険を受け取る場合は、3ヵ月くらいかかる
    (自己都合の退社の場合)
  • 軌道修正して転職することになっても、貯金があればしのげる

このあたりが理由です。(あくまで僕の考えです。)

僕はほぼ貯金無しの状態で独立してしまったので、精神的なプレッシャーもすごかったです。

そのおかげで必死にやれたというのもありますが…。ちゃんと貯金はした方がいいですね(笑)

②自分でお金を稼いだ経験が無かった

僕は独立前、副業をしていませんでした。

普通なら「自力で少しでも稼げるスキル」を身に付けてから独立する人が多いと思います。

副業で少しずつ自力の収入を作って増やしていくとか。

僕はWordPressでちょっとしたサイトを作って練習したり、趣味のスポーツの動画を簡単に編集してYouTubeにアップするくらいしかしていませんでした。
要するに、お金を得られるレベルの技術力じゃなかったんですよね。

「スキルが身に付いたら副業に挑戦しよう」という、ちょっと緩い気持ちで作業していたわけです。
(今考えると甘すぎましたね。笑)

もしあなたが「独立したい」と考えているなら、すぐに副業を始めることをお勧めします。

「技術が身に付いてから副業をやろう」と考えてじっくりやるよりも、最低限のスキルだけ身に付けて早く1つ目の案件を受けた方が成長します。

③独立後に必要になる、お金関係の知識をつけていなかった

ここはかなり重要です。

独立して一人で働くことになると、税金やら社会保険料やらなんやらを、全部自分で管理して支払わなければいけないわけです。

会社員の頃は会社が代わりにやってくれて、給料からあらかじめ引かれて支払われているので特に意識しなくても生きていけます。

独立してフリーランスになると、数十万円というまとまった税金を払わないといけなくなったりします。

独立する前に勉強しておいた方が良いです。

個人的にお勧めの本は、こちらです。


また、知り合いにフリーランスや経営者がいる場合は、相談してみるといいでしょう。
色々とアドバイスをくれるかもしれません。

まとめ

「フリーランス」「独立」という響きの良い言葉にあこがれるのも良いとは思いますが、それだけで独立をするのはやめた方が良いと思っています。

「会社員」というのはとても守られた立場ですし、ブラック企業でない限りリスクも少ないです。

「会社員いいなぁ」と思うフリーランスの人も多いと思います。

個人的には、会社員を続けながら副業を進めて、会社の給料と同じくらい副業で稼げるようになってから独立するのが良いと思います。
(結構大変だとは思いますが…。)

「いつでも会社をやめられる!」という状態で働けたら会社でも身軽に動けるようになりますし、そのおかげで会社での成績が良くなることもあるかもしれませんね。

また、会社の仕事にやりがいを感じ始めたり、学べることが多い場合は、その会社に長く居る働き方も良いと思います。

「独立」が完成形だと思わずに、自分なりの働き方を考えていただければと思います。

それでは。

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この記事を書いた人

4年半経験した営業職では月収106万円を達成。
その後、独学で動画編集・Web制作・DTPデザインを学び、独立。
デザインや営業について発信しています。

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