
こんにちは。としです。
今回は「月100万円を稼げるようになって、大切だと思ったこと」をお話しします。
お役に立てれば幸いです。
僕は2021年に独立し、動画編集の仕事などを始めました。
独立するまでは動画編集の仕事は受けたことがありませんし、社内で動画編集ソフトを触ることもありませんでした。
そんな状態でも、1年近く経った今では2ヵ月連続で月100万円を稼ぐことができました。
今のところ外注はしておらず、個人で全て処理しています。(2022年2月現在)
- 副業を始めたばかりの人
- これから動画編集など、クリエイターとしての働き方を検討している人
- 独立を考えている人
こういった方々の役に立てればいいなーと思い、僕の経験から「これは大切だ」と感じたことをまとめておきます。
ちなみにWebサイト制作などのお仕事も受けていますが、今回は動画編集の仕事をメインに話していきます。
「難しい」と思い込まないこと
独立当初の僕は、「月50万円稼げれば生活はできるから、とりあえず月50万円を目標にしよう。」と考えていたので、100万円稼いでいる今の状況に驚いています。
ただ、今思うと勝手に自分の中で制限をかけていたんだと思います。
特に、クラウドソーシングサイトやSNSで「動画編集 1本 5000円で募集します」みたいな投稿をたくさん見てしまうと、
「丸1日かけて3本やっても15000円か…。毎日休まず働いて、月30日やったとしても45万円…。」
なんて思っちゃいますよね。
独立当初の僕がこれでした。笑
表に出てこない高単価の仕事
ただ実際のところ、1本あたり数万円の仕事はザラにあります。
YouTubeの簡単な編集内容でも3万円とか、運用含めると5万円とか。
After Effectsでの高度な編集や撮影まで入ってくると、数十万~百万円くらいは当たり前です。
僕はAfter Effectsや撮影にあまり労力をかけたくないので、一般的なYouTube向けのレベルの編集で、単価2~3万円を受けています。
だいたい4時間前後で終わる仕事なので、単価2万円だとしても時給換算で5000円です。
こういう仕事を1日1本やっているだけでも、単純計算で月60~90万円くらい稼げるわけです。
(あくまで単純計算で、毎日仕事があれば、の話ですが。)
ただ、こういう割の良い金額の仕事は基本的にクラウドソーシングやSNSにまわってきません。
考えてみれば当たり前ですが、1本 5000円くらいで編集してくれる人がいるなら、その価格帯で頼みたいですよね?
「1本数万円の仕事を自分で取ってきて、5000円くらいで依頼する」という風にした方が儲かりますから、必然的に応募者の多いクラウドソーシングやSNSにはそのくらいの価格帯の仕事しか流れて来ません。
つまり、クラウドワークスやSNSだけで仕事を探しているうちは、高単価の仕事にありつくのは難しいでしょう。
企業やユーチューバーと直接仕事をしていかないと難しいです。
仕事の取り方や単価アップの交渉方法については、Brainの有料記事にまとめていますので、興味がある方は見てみてください。
自分で仕事を取るようになれば、50万円くらいはそこまで難しくありません。
(副業ではなく、独立している場合ですが。)
「難しいはずだ」と思いこまないことが重要ですね。
プロ意識を持つこと
どの仕事にも当てはまりますが、「プロ意識を持つこと」はめちゃくちゃ重要です。
「プロ意識」と言っても、ふわっとしていてわかりにくいですよね。
具体的にはこんな感じです。
▼
- 「死んでも納期は守る」くらいの気概
- 相手に利益が出なければそれは仕事ではない
- 受け身ではなく、自分から提案もする
- 相手の立場や気持ちを考えて発言、行動する
僕がパッと思いつくのはこのあたりです。
自分自身、まだまだ改善の余地はありますが。
このへんが出来ている人にとっては「当たり前だよね」という内容なのですが、出来ない人が世の中には多いようです。
僕の経験だと、社会人としての経験が無い人や浅い人は、プロ意識が低いことが多いです。
おそらく、動画編集者としてこのプロ意識が強いだけでもその他大勢とは差をつけられると思いますし、こういう姿勢で仕事をしてくれる人材には、紹介で仕事が集まってくるはずです。
「技術=金額」ではないということ
僕がTwitterやブログなどで何度も書いている内容ですが、
「技術を上げれば稼げるはず」
「稼げないのは技術が無いからだ」
というのは間違いです。
もちろん、技術レベルが低いより高いほうが”稼ぎやすい”とは思いますが、
”稼ぐ”ことにフォーカスするなら技術よりも”営業”を身に付けるべきです。
実際、僕の動画編集の技術なんて大したことないです。
サムネイル制作も、そこまで上手くありません。
Twitterで動画編集者の方々を見ていると、「自分なんかレベル低いな~」と感じます。
そこが落とし穴なんですよね。
Twitterなどですごい人たちを沢山見てしまうと、無意識に「このくらいの編集ができないとダメなんだ」と思い込んでしまいます。
改めて考えてみてください!
あなたは、クリエイターに向けて制作物を出すんですか?
クリエイターからの評価が欲しいんですか?
違うと思います。
目的は、
クライアントの役に立つ
クライアントに利益を与える
これらです。
だから極論を言えば、編集技術が低かろうが、クライアントが納得して受け取ってくれて、クライアントの利益に繋がればいいんですよ。
「動画編集の技術」は手段であって、目的ではありません。
技術を上げてすごい映像を作ることが目的なら別にいいのですが、稼ぐことを目的にするなら、考え直してみるのが良いと思います。
というわけで、僕は「この編集技術は必要か?」と自問自答しながら学ぶようにしています。
気遣いを忘れないこと
プロ意識の部分と少し被る内容ですが、「気遣いができる人」はとても魅力的です。
「お酒の席で目上の人のグラスが空かないようにお酒を注ぐ」みたいな形式張ったものではありません。
「このディレクターさんは、こういうことで困っているんじゃないかな?」
「相手の労力を減らす手伝いはできないかな?」
「たぶんスケジュール的に、この動画は早く納品した方が喜ばれそうだな。」
「チャンネルを伸ばすために、こういう提案をしてみよう。」
「こういうサービスがあったら、相手の利益になりそうだな。」
こんな風に、相手を気遣って行動することで、良い関係性で仕事が進められます。
とにかく相手が楽になって、相手に利益が生まれることをどんどんやるべきです。
そういう人には仕事が集まってくるし、単価も上げてもらいやすいでしょう。
感謝を忘れないこと
僕は、クライアントから入金があったら毎回全てお礼を伝えます。
「ご入金、確認いたしました。いつもありがとうございます。」
という一言だけです。
これは営業職の時に叩き込まれた習慣です。
営業職の時、高齢のお客様から、
入金のお礼ができる人って意外と少ないのよ!あなたしっかりしてるわね~!
とほめていただいたことがありました。
入金のお礼を伝えただけですが、それで信頼感が上がることもあるようです。
見返りを期待するだけの話ではなく、「お仕事をいただいているおかげで生活ができているんだ」という謙虚な気持ちを再確認できる行為でもあるので、僕は続けています。
費用対効果・時給換算を考えること
費用対効果を考える
クリエイターであれば、PCや機材にお金をかける場面が出てくると思います。
「これあったら便利だよなー!」
「めっちゃ快適になりそう!」
「これ置いといたらテンション上がるわ~」
ってアイテム、沢山あってキリが無いですよね。笑
ただ、僕は購入を検討する上で明確に基準を作っています。
「それを買ったとして、その値段以上の利益が生まれそうか?」
ということです。
”費用対効果”とも言いますね。
「なんか便利そうだから」「かっこいいから」という理由では物を買いません。
たとえば1万円のガジェットを購入するかどうか迷っているとしたら、
「この1万円を払ったら、払ったことでどのくらいの期間で1万円が回収できるかな?」と考えます。
そうすると、意外と不要な物って多いんですよね。笑
しかも、「買わない」という選択をするだけで1万円が守られるわけです。
例えば自分の普段の仕事が、時給換算で3000円だとします。
その場合、「1万円で購入する=約3時間の労働で支払う」ということになります。
逆に考えれば、「この1万円を払わなけば、約3時間を別の時間に使える」という発想です。
(厳密には時間が増えるわけではありませんが。)
僕は「できるだけ働きたくない」「自由な時間が欲しい」というスタンスで稼ぐと決めているので、この消費についてはこだわりを持っています。
時給換算で考える
以前、時給換算で考えるメリットとデメリットについては記事を書きました。

「自分の仕事は時給換算でいくらか」という考え方は使い方に気をつけなければいけませんが、基本的には便利な考え方だと思っています。
まず大切にしたいのは、
- 目標の時給を決める
- 現状の時給を把握する
この2点です。
僕の最初の目標は、「時給2000円~3000円」でした。
動画編集を始めたばかりの頃は、時給換算で1000円未満だったと思います。
現在の目標は、時給10,000円。現状は4000円~7000円くらいです。
なぜ目標を決めて、現状を把握するのかというと、指標が無いと「その仕事を受けるべきかどうか」の判断が遅くなるからです。
例えば仕事の依頼をされた時に、
「あー、たぶん●時間くらいで終わるだろうから、時給換算だと5000円か。それなら受けようかな。」
と判断できますよね。
これで、”低単価・長時間労働”に疲弊しないで済みます。
健康を大切にすること
10代、20代半ばくらいまでは体の無理もある程度利くと思います。
しかし、それからはあんまり無理ができなくなります。僕は今31才ですが、徹夜とかは絶対無理ですね。笑
また、僕はスポーツを長年続けているのと、腰痛で歩けなくなった経験があることから、健康には敏感なほうです。
調べた事や経験を元に、まとめておきます。
栄養について
食事と栄養について本を数冊買って、体に良い食べ物・悪い食べ物を頭に入れたりしています。
しかし同時に「色々考えるのがめんどくさいな」ということもあり、栄養食品に頼っています。
色々試しましたが、個人的にオススメなのは「BALANCER(バランサー)」という栄養食品です。
プロテインのように水や牛乳に溶かして飲むものです。
これを飲むだけで1日に不足しがちな栄養を補ってくれます。
コストも1杯あたり100~200円くらいです。
これを飲んでからというもの、2年間くらい風邪すらひきませんでした。
(その後、子供に移されたりすることはありました…。)
これで健康が買えるなら安いものですよね。
また、「完全食」という物も2019年に色々試して半年ほど食べていました。
安いものだと1食300円程度から買えます。
身体について
PC作業の多いクリエイターの方だと、肩こり・腰痛が多いのではないでしょか?
僕はスポーツで腰を痛めてしまってから、身体の作りについて調べたり、整骨院の先生に沢山質問したり、多少学んできました。
結果、
- 座っている時間を減らす
- ストレッチをする
- 運動の習慣をつける
これが重要だとわかりました。
詳しく説明すると長くなってしまうので、これはまた別の記事にしようかと思います。
オススメなのは、スタンディングデスクを使って仕事することですね。
まだまだ世の中では周知されていませんが、座って仕事をするよりも立っていた方が体に良いです。
”快適なゲーミングチェア”よりも”スタンディングデスク”を買いましょう。
睡眠について
世界中の様々な研究結果からわかっていることですが、寝不足の状態で仕事をするのは酔っぱらっている時と同じくらい判断力が低下します。
集中力、記憶力も悪くなりますし、表情にも表れると仕事相手も気持ちが良くないでしょう。
明るい表情の人と仕事がしたいですからね。
ということで、睡眠は重要です。
「重要なのはわかるけど、やることが沢山あって睡眠に時間を回せない」
と言いたくなる気持ちもわかります。僕も昔はそうでした。
しかし、その考え方がそもそもおかしいんです。
「睡眠を犠牲にしてやるべき仕事なんか無い。睡眠時間を確保して仕事が回らないなら、そもそも仕事量やスケジューリングが間違っている。」
こう思うようにしています。
仕事を減らすのは勇気も要ります。スケジュールをし直すのは面倒です。
でも、それ以上のリターンはあるはずです。
睡眠を犠牲にしている人は、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
お金に関係ある部分、少なくない?!
と思われたでしょうか。笑
しかし、これは僕の持論なのですが、ハウツー的・表面的なテクニックって、応用が利かないんですよね。
また、時代の流れで通用しなくなることが多いです。
なので、本質的な部分を深堀りしていくと「メンタル」「プロ意識」「気遣い」「健康」みたいなものになりがちです。
とはいえ、これらは少しずつですが確実に効果が出ます。
これらを抑えておけばどんな仕事にも通用すると感じているので、ぜひ試していただきたいです。
営業の細かいテクニックや会話の流れなどは、以下のBrain(有料記事)にまとめましたので、もしご興味があれば読んでみてください。
▼レビュー

嬉しいご感想もいただいております。
それでは今回はこのへんで。
もっともっと稼いで、良い発信ができるように精進します。