今回は、こちらのテーマです。
「動画編集やデザインで仕事をするためには、独学が良いか、スクールで教えてもらう方が良いか。」
こんな人に向けて書いています。
- 動画編集やデザインを学びたい
- 最初はどこでスキルを身に付けたら良いかわからない
- 独学で学べるか不安
- スクールに払うお金が無駄にならないか不安
- 実際のところ、どうなのか知りたい
最初は僕も悩みました!
結果として僕は現在(2021年7月)まで独学で学び、妻と子供2人を養えるくらいには稼げています。
ただ、注意点などもあるので説明していきますね。
ざっくりの結論から。
どちらを選ぶにしろ、目標や目的が必要。
色々な考えを集約するとこうなります。
独学かスクールか、どっちでもいいけど、目標や目的が無かったら仕事にはならないと思います。
詳しく説明します。
あなたはそれを学んで、何がしたい?
まず、ここからはじめましょう。
「動画編集やデザインを学んで、どうなりたいんだっけ?」と自分に問いかけてください。
Aくんカッコいい映像が作れるクリエイターになって、映像業界で活躍したい!多くの人を感動させられる映像を作りたい!
Bさん動画編集を副業にしてお金を稼ぎながら、YouTubeのマーケティングも学んで他の仕事に応用できるスキルを身に付けたい!
上のAくんとBさんの例で考えてみます。
それぞれの「やりたいこと・なりたい自分」は何でしょうか?
Aくんの例を考えると、技術職、もしくはディレクターとして映像制作に関わることを目標としていますね。
Bさんの場合は、最終的にはマーケティングも視野に入れて他に応用できるスキルを上げていきたいという内容です。
2人とも「動画編集を学びたい」という点は同じですが、目指すものが違っています。
目指すものが違えば、手段の選び方も変わる
これが僕の考え方です。
例えば技術力を上げたいAくんの場合は、基礎をしっかり固めておいた方が近道になるかもしれません。
基礎を体系的に学ぶなら、スクールなどの受講も良さそうですね。
一方で、Bさんは最終的にマーケティング力を上げたいということなので、技術レベルをかなり高いところまで持っていく必要は無さそうです。
YouTubeで毎週アップするようなタイプの、比較的簡単な動画編集ができればいいと思います。
アクセス解析やクライアントの売り上げアップのことを重視した方が良いでしょう。
そう考えると、Bさんは動画編集を独学で学んでも大丈夫そうですね。
技術者か?マーケターか?
大きく2つに分けると、
- 技術者
- マーケター
この2つに分かれると思います。
もちろん両方できる方もいると思います。
技術者
技術者でレベルを高く上げていけば、他に替えが利かない存在になります。
そのレベルになれば1本50万円とか、100万円とか、それ以上の報酬の仕事も出てくるでしょう。
また、教える側に立てるので、スクールを開いたり教材を売ることもできますね。
- 1つのことを突き詰めていける人
- 職人気質の人
- とにかくその仕事が楽しくてたまらない人
こういう人は技術者に向いていると思います。
マーケター
市場の動きを読んだり、アクセスを分析したり、広告を打っていったり、
クライアントの売り上げアップを成功させるための仕事です。
こういった仕事の中で学んだことは、さまざまなジャンル・業界に通用するため、大きな実績を上げれば仕事には困らないと思います。
また、クライアントの規模などにより、報酬も上がっていくでしょう。
- 1つの技術を高めるより、色々な方法を試すのが好きな人
- 集客データなどの数字を見て対策を考えるのが好きな人
- 色々な業界で働きたい人
こういう人が向いていると思います。
独学とスクールのメリット・デメリット
スクール
- 体系的に学べるので、無駄が少なく効率が良い
- 独学では発見しづらいコツを教えてもらえる
- 現場で仕事をしていたプロに教えてもらえるので、仕事に活かしやすい
- 技術面以外にも、仕事の話などが聞ける
- 受講生同士の繋がりができる
- モチベーションが下がっている時でもサボりにくい
- 費用が掛かる・高い場合がある
- 受け身だと成長しにくい
「基本を漏れなく学べる」というのはとても魅力的ですね。
また、講師が映像制作のプロとして活躍している場合は、技術面で色々なコツが聞けるし、業界の情報なども聞けるかもしれません。
仕事を紹介してくれる、なんてこともあるかもしれないですね。
僕は独学で学んできましたが、先ほどのようなメリットはとても羨ましく思っていました。
お金と時間に余裕があれば、スクールで学ぶことを選んでいたと思います。
独学
- 費用がかからない
- 好きなタイミングでできる
- 「自分でできる」という自信がつく
- 自分で学ぶ力が身に付く
- 体系的に学ぶのが難しい
- ちょっとしたコツなどを掴みにくい
- 聞く相手がいないと、わからない部分の解決に時間がかかる
- モチベーションが上がらない人はキツイ
- 横の繋がりが広がらない
「学ぶ力がつく」「自信がつく」という副産物があります。
僕は中学生のころ、ネットで調べた情報でホームページを作って遊んでいました。
特に何のコンテンツも無い、趣味で作っているだけのホームページです。
ネットでHTMLタグを検索して、コピペして、ちょっとだけ色を変えてみたりして、
それで形になるのがすごく楽しかったんですよね。
「教えてもらわなくても、調べればなんとかなる」
ということを その体験を通して学べたので、その後の人生で独学へのハードルが下がりました。
ただ、僕の本音を言えば、「やる気とお金があるなら、スクールの方が良い」と思っています。
僕自身は、お金が無かったので独学でなんとかするしかなかった、という感じです。笑
今でもちょっと、スクールには興味があります。
「会社に入って仕事として学ぶ」が1番か?
ここまでは、「独学」「スクール」の2つの話をしてきましたが、個人的には
その業界に就職してしまう
というのはかなり良いと思います。
ただ、これは数ヵ月で学ぶのとは違い、数年単位になるでしょう。
「2年くらい腰を据えて、しっかり現場レベルの勉強をしたいな。」
という人であれば、良いと思います。
スクールや独学の場合は”危機感”を感じにくいので、覚えるペースがゆっくりになったり、質が上がらなかったりすると思います。
(もちろん、自分でしっかり危機感を持てる人もいるでしょう。)
一方で、会社に所属して仕事としてやる場合。
クオリティは妥協できず、先輩たちから「ここがダメ」とハッキリ言われ、合格するまで何度でも修正するでしょう。
しかも会社の看板でお客様からお金をもらっている立場だと、基本的にはミスが許されません。
様々な案件が舞い込んでいたら、制作のスピードも重視されるでしょう。
こんな厳しい環境で育ったら、独学した人やスクールで数ヵ月学んだ人とはレベルが違うと思います。
本格的に学びたいのであれば、学びたい分野の会社に就職してしまうのも良いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「スクールに入った方がいい」「独学で充分」という偏った意見に惑わされず、
「何のために学ぶのか?」「何になりたいのか?」をはっきりさせて、自分に合った学び方を選んでいきましょう。
僕は、何か学びたくなった時のために、これから貯金をしていこうかなと思います。笑
また、法人化している場合は、スクールの受講費が補助金の対象になる場合もあるようです。
そうすると「実質タダで受けられた」なんてことも可能なので、気になる方は調べてみてください。
それでは。
