時給換算だけで考えない。

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今回は、時給換算で考えるメリット・デメリットについて書きます。

「今自分がやっている仕事は、時給換算でいくらか?」という考え方がありますね。

この時給換算というのはよく聞く言葉ですが、僕は時給換算が全てではないと思っています。

なぜかというと、時給では計れない価値を加味していないように思うからです。

時給換算の考え方全てを否定するわけではありません。
自分の仕事のパフォーマンスを客観的に見る1つの方法ですから。

ただ、時給換算だけを考えている人が多いなと思ったので、時給換算以外に考えるべき事をまとめてみます。

目次

そもそも時給換算する意味は?

例えばあなたが6000円の仕事を受けたとします。

その仕事に6時間かかったら、時給1000円の効率で働いたことになります。

2時間で終わらせることができたら、時給3000円、ということですね。

この時給換算という考え方はよく知られたものだと思います。

  • 自分の仕事が効率良くできているか?
  • 無駄に時間を使っていないか?
  • そもそも割に合わない仕事ではないか?

というのを判断するのに役立ちます。

時給換算できない価値

時給換算は、「金額÷時間」という、とても分かりやすい考え方なので、あまり深く考えずに使ってしまう人も多いように感じます。

ただし注意したいのは、「時給換算では計れない価値がある」ということです。

いくつか例を挙げてみます。

経験・スキルアップ

例えば、動画編集の仕事をしたことのない人が自分で仕事を取る場合、相手からは「実績はあるのか?」という点が見られます。

この最初の実績を積むために、安くてもタダでも仕事を受けることが必要な場合もあります。
(普通にお金がもらえれば1番良いのですが。)

こういう場合は、時給換算してしまうと数百円とか、0円、もしくはマイナスになることもあります。

しかし、実績が積める・スキルが上がる など、別の価値があります。

会社勤めの新入社員にも同じことが言えると思います。

新卒で、まだ特別な能力が無かったとすると、会社にも社会にもほとんど価値を提供できない身です。

その時に「僕の給料は、時給換算すると1200円くらいか…」と考えるのはほとんど意味が無いと思います。
まだまだ仕事を教えてもらって育ててもらっている立場だからです。

信用・人脈

信用がもらえる仕事、人脈を広げられる仕事も、時給換算では計れない価値がありますね。

例えば、有名な芸能人と仕事ができるチャンスがあったとして、それを自分の実績として公表できる場合。

また、仕事を紹介してくれる人脈と繋がれる仕事など。

このあたりは仕事自体の報酬が多少低かったとしても、長い目で見るとリターンが大きいので積極的に受けたい仕事ですね。

ストレスがあるか

例えば同じ仕事をするにも、AさんとBさんでは、ストレスの感じ方が違ったりします。

例えば、動画編集やプログラミングなど、PC作業の仕事だとしましょう。

  • PC作業が苦手で嫌いなAさん
  • 昔からPCで作業すること自体が好きでたまらないBさん

この2人では、仕事で受けるストレスが全然違いますよね。

大雑把に言ってしまえば、時給換算の価値が低い仕事であったとしても、好きな仕事であればそんなに気にならない という感じです。

ちなみに僕自身、PC作業を苦痛に感じない人間なので、動画編集やデザインの作業はストレスが少なくて快適です。

まとめ

このように、時給換算だけでは計れない価値が多いことは、頭に入れておいた方が良いでしょう。

そうしないと、本当は価値がある仕事に対して「この仕事は時給が低いから受けたくないな」と見限ってしまう可能性があります。

それは非常にもったいないことです。

色々な方向から見れるようにしておくと良いですね。

それでは。

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この記事を書いた人

4年半経験した営業職では月収106万円を達成。
その後、独学で動画編集・Web制作・DTPデザインを学び、独立。
デザインや営業について発信しています。

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